雑貨はみんなを笑顔にする
雑貨屋 大阪ウイシンです。
ボールペンが日本に伝わったのは、戦後1947年 ボールペンの世界的な販促キャンペーンで日本にアメリカ人が持ち込んだのが始まりとされています。
そして1949年に国内メーカーが国産のボールペンを発表していらい一挙に日本に広まり、1世紀も経たず、日本は今や筆記具の世界最先端を走っています。
日本はご存知のように製品を高度な次元でブラッシュアップするのが得意な民族です。
職人技というか細かい製品を作る技術はとても素晴らしいと思います。
今回、ご紹介するこのボールペンは、アメリカ製でありますが、日本人のモノづくりに対する
姿勢と共通するメーカーのボールペンです。
タクタイルターンのスリムボルトアクションボールペン(29700円)です。
なぜ高いボールペンを導入したのか?
結論からいうとタクタイルターンの次のような企業理念に共感したから。です。
「私たちは、道具は持ち歩いて毎日使うものであり、将来の世代に受け継がれていくべきものであると信じています。」
今はどこもかしこも物価があがり、生活が苦しいところがほとんどです。毎日の食費でも精一杯なのに文房具などは、正直あってもなくてもそんなに困りません。100均もありますしね。
当店みたいな小さい店だとなおさら高級ボールペンを導入するのは正直勇気がいります。
初めて画像で見た時は、すごく変わったボールペンだなぁ~どこのボールペンなんやろ?と調べてみると先ほどの企業理念を見て「日本人のモノづくりにも通じる考えやから、素晴らしいボールペンに違いない」と思い導入しました。
ボールペンのあらまし
名前の通りボルトというかネジが埋め込まれています。しかもトルクス精密ネジを使うところはこだわっています。
推測ですが、+ネジのほうがコストも安くだれでもドライバーで簡単に取り外し、取り付けが可能なので便利やとおもうんですが、あえてこのトルクスネジにすることで誰にも簡単に外してほしくないという製作者の気持ちがあると思います。
このペンのノックはぜひ試してほしいところです。
慣れるととてもノックしやすくノックが楽しくクセになります。書く前にこのノックをして
ペン先を出すことで、「今から気合入れて書くぞー」と気持ちにスイッチが入ります。
この部分が一番職人さんが作ったボールペンやなぁーと感心した部分です。
っていうのもボールペンのインク交換するときはペン先を外して交換。その後ペン先を
しめなおすんですが、写真のように継ぎ目が分からなくなるんです。
日本のメーカーならまだしもアメリカ製でここまでの細かいことが出来る技術はすごいです。
そもそも日本人の手は大きくなく小さいので、細かい作業に向いています。
だから細かいところが得意なのはわかるんですが、アメリカ人の手って大きいでしょ。
それでもこんなに細かくできるのはすごいです。
それから、チタニウムという素材はとてもさびにくく丈夫な素材です。半面加工が難しく
熟練の技が必要とされています。そのため大量生産ができません。
また、写真でもわかるように細かなスリットがボールペン全体にきれいに施されています。
ここからでもこのメーカーの技術の高さがうかがえます。
ちなみに弱点はかっぱえびせんを食べた手でさわるとスリットにえびせんの粉がはいってしまいます(笑)
パーカータイプの老舗筆記具メーカードイツシュミット社のインクが使われています。
油性だけど、ゲルインクのようなとても滑らかな書き味です。
G2規格なので、日本も含めていろんなメーカーのインクが使えるのも魅力です。
インク一覧表(英語表記)
ボールペンに自信があるから生涯保証となっています。普通に使っていて
問題が生じれば(ハードルはありますが、)直接メーカーに言えば対応してくれます。
おススメする方
このボールペンは万人におススメはできません。
ブランド名ではなくボールペンそのものに価値を感じてくれる方や書くことを生業にしている方。
マニアの方や一生モノのボールペンを持ちたいという方には強くお勧めします。
このボールペンは入荷数も非常に少なく次回は、入荷するかどうかもわかりませんので
この機会をお見逃しなく!
今回も最後までお読み頂きありがとうございます。