雑貨はみんなを笑顔にする
雑貨屋 大阪ウイシンです。
先月に雑貨の展示会で出会って度肝を抜かれたアイテムを導入したので
ご紹介します。
アイテム達との出会い
先月末に大阪では展示会があり、いろんな商品を見ていると
”「和紙」を使った商品があるのでよかったら見て行ってください”
と呼びこまれたので見たのが始まりです。
私も和紙を含めて紙の製品を今までにもいっぱい見ているので、似たようなものだろうと
思っていました。
しかし。。。
よく見ると「なんか今までと違うぞ!革製品?」と思いながら見ているとメーカーの担当者さんから
「これは、日本最古の和紙と言われる杉原和紙を使ったトートバッグです。」ともろもろ説明を受けました。
私は、担当者さんに「これ、本当に紙なんですか?革じゃないんですか?」と尋ねたところ
「和紙」ですよと微笑まれました。
杉原和紙の歴史
杉原和紙は兵庫県多賀町杉原谷が発祥です。
奈良時代、関白・藤原忠実の日記「殿暦」に自身の娘、息子それぞれに
家宝の品と杉原和紙100帖が送られていることが記されています。
このことからも非常に高級な紙だということが分かります。
平安時代では京都で献上品として杉原和紙は多く使われ、鎌倉時代には東日本にも広がり幕府での公用紙として
使われるようになります。
そこから時代を経て江戸時代では庶民にまで広く使われるようになりました。
かなり広まった杉原和紙ですが、危機が訪れます。
明治に入ると海外から安価で大量に量産できる「洋紙」がブレイクしだします。
庶民に広まったとはいえ洋紙と比べると高価な杉原和紙はその他の和紙同様、需要が激減
ついには杉原和紙をつくる職人さんがいなくなり消滅してしまいます。
昭和にはいり和紙研究会により「幻の杉原紙発祥の地」をつきとめ、その地で再び古来の製法によってよみがえり
現在に至ります。
アイテム紹介
トラベルトートバッグ 35000円
いよいよアイテム紹介です。
トートバッグをメインにその他の小物も簡単にご紹介します。
写真では伝わりにくいですが、見て触ってもらうと「シボ革」で作られています。
といわれても信じてしまいそうになるぐらい肉厚でしっかりしています。
外付けバックポケット 高級感あるファスナー
底鋲もしっかりついており、内側ポケットはバッグ正面側に2つ、両サイドに各1つづつあり
かなり収納力があります。
容量は25Lで耐荷重は15kgと一泊二日程度の旅行なら十分の大きさです。
撥水性もあります。
(大雨は不向きなので、あらかじめ
防水スプレーをしてください。雨がしみ込んだ場合はしっかり乾かせば問題なく使用できます)
持ち手などベージュ色の部分には鹿革が使われています。
サイズ:W44×H34.5×D17.5cm
コインケース 1700円
シンプルなコインケースで、100円玉だと最大30枚入ります。
片手にフィットするちょうどよい大きさです。
サイズ:約1辺10cm
ペンケース 3800円
サイズW20.5×H8cm
ペンは大きさにもよりますが約15本ほど入ります。
ポーチ 3000円
シンプルなポーチなので、化粧ポーチや、モバイルケースなど自由に使えます。
サイズ W18.5×H14cm
以上が当店で扱っているアイテムとなります。
全アイテムの使っている共通素材は杉原和紙、ベージュ部分が鹿革、内張りには播磨織の生地が使われています。
ちなみに鹿革はレザーのカシミヤといわれるぐらい高級革で、軽くて柔らかく通気性がよいのが特徴です。
播磨織の特徴は、発色の良さとほとんど色落ちしないのが特徴です。
上記のアイテムに使われている素材は全て兵庫県産です。
その他取り扱い方
・和紙全般の話になりますが弱そうと思われがちですが、かなり丈夫です。繊維も長く強度があります。
洋服や昔なら和傘として使われているぐらい思った以上に強いので使用に関しては問題なく使えます。
和紙は1000年洋紙100年と言われるほど丁寧に扱えば一生使えます。
・経年変化で毛羽立ちもありますが、和紙特有の特徴なのでそれを含めて楽しんでもらえればうれしいです。
・汚れを落とす場合は濡れたタオルで優しくたたいてふき取ってください。
鹿革はメラミンスポンジで汚れを落としてください。
最後に
冒頭でも書きましたが、本当に革なのでは?と思うぐらい他の和紙とは別格なのが杉原和紙です。
なかなか杉原和紙に出会える機会はないと思いますが、もし見かけたらぜひ手に取ってほしいと思います。
きっと「革じゃないんですか?」って感じると思います。
それからネットショップには、随時今回ご紹介したアイテムをUPしていきます。
今回は以上となります。
最後までお読み頂きありがとうございます。