雑貨はみんなを笑顔にする
雑貨屋 大阪ウイシンです。
「富岳三十六景」と聞けば「葛飾北斎」とすぐに思いつくと思います。
そんな「富岳三十六景」のなかでも人気が高い3つの絵柄がセットになった限定品 富岳三十六景消しゴムセットが
当店にやってきたのでご紹介します。
消しゴムをご紹介する前に葛飾北斎について簡単にご紹介します。
葛飾北斎とは
葛飾北斎は1760年 墨田区生まれです。
18歳の時にとある浮世絵師に弟子入りしますが、北斎は才能がありすぎて他の弟子たちにうとまれて破門されてしまいます。(その他もろもろ所説あります)
破門後の北斎は「俺の好きなように絵を描くぜ」ということで絵を描きまくります。
北斎がバズったのは、当時の人気作家「曲亭馬琴」と北斎がコンビを組んで馬琴の本の挿絵を書くことになり
これが、馬琴の小説もさることながら北斎の挿絵も大衆におおいにバズりまくりました。
(北斎は少年期ごろに働いていた貸本屋の本の挿絵に感銘を受けて浮世絵師を目指したと言われています。)
そして「葛飾北斎」という名前は、ペンネームで5年ほどしか使われいなかったそうです。
北斎はペンネームをころころかえており、ペンネームを頻繁に売ってそれを生活費にしていたそうです。
バズって超有名になった北斎ですが、絵以外のことは全く興味もなく無頓着だったそうです。
料理も掃除もなにもかもしないので、家の中がゴミだらけになったら頻繁に引っ越ししたりして
生涯で約90回も引っ越ししています。
有名になった北斎は挿絵の依頼も多く、とある有名な作家さんが「わらじを口にくわえた挿絵を描いてほしい」
と依頼がありましたが、北斎は「そんな汚いわらじを口にくわえて描けるか。お前がくわえろ」
と口論して断ったりしています。
かなりファンキーです(笑)北斎は描きたいものしか描かないスタンスをずっと貫いていました。
しかし絵に対してはストイックで、西洋の絵画技術を取り入れたりととにかく死ぬまで書き続けました。
北斎60歳の時に今回ご紹介する「富岳三十六景」の制作が始まります。完結するのはなんと73歳と長い月日
をかけた超大作となりました。(風景画で有名なモネにも多大な影響を与えています)
三十六景も大バズりで、最終的には10枚追加して富岳四十六景となっています。
そして90歳に老衰で永眠します。
当時としては,かなりの長生きです。
亡くなる直前「あと5年生かしてくれれば本物の絵師になれた」と言葉を残しております。
最後まで絵に対する情熱がすさまじいです。本当に好きでないとここまで情熱が傾けられません。
消しゴムセットの富岳三十六景
プラスHPより
描いた場所:千葉県木更津市
プラスHPより
描いた場所:山梨県南都留郡富士河口湖町
プラスHPより
描いた場所:静岡県富士市
消しゴムで消すほどにそれぞれの名画になるまでは、めっちゃ時間がかかりますが消すのが楽しくなります。
実際に消してみた
めっちゃ消して消して消しまくりましたが腕が限界を迎えたので止めました(笑)
大作を完成させるのにはそれなりの労力がかかりますので、気長に消していきましょう!
早く完成した消しゴムを観たいという方はメーカーさんが出されているyoutube をご覧ください。
肝心な消し力ですが、メーカーさん曰く「いつも角で消す感触」を味わえる消しゴムとなっています。
個人的には角で消す感覚がわからなかったですが、力を入れなくてもしっかり消えます。
適度な堅さがあるので、消している最中に消しゴムにひびが入ったり折れたりすることはないです。
実際、相当力を入れて消してもみましたが、それでもひび割れや折れたりすることはなかったです。
とても頼りになる消しゴムです。
最後に
海外旅行をよくする方ならご存知かもしれませんがパスポートに富岳三十六景が採用されています。
偽造防止も兼ねていますが、富岳三十六景を採用したことはとても日本らしく素晴らしいと思います。
私もパスポートの期限が切れてしまいましたのでパスポートの更新をするのが楽しみです。
そして7/3から新千円札の裏のデザインは消しゴムセットにもある神奈川沖浪裏が採用されます。
より身近に富岳三十六景を感じることが出来ます。
今回、富岳三十六景消しゴムセットを通じて葛飾北斎という人物がどういった人柄だったのかを知れたことはとても楽しく勉強になりました。
「好きこそものの上手なれ」を体現した葛飾北斎。
もしご興味あれば調べてみてください。
今回も最後までお読み頂きありがとうございます。
おまけ動画
自分でも必死で富士山にしようと頑張ったけど諦めた動画です