みなさんこんにちわ!!早速今回は本題にはいりますね。最近では、セレクトショップや雑貨ショップでも置かれるようになり、改めてツバメノートが見直されてます。名前は知らなくても殆どの方は学生の頃には1度は使ったことがあるのではないでしょうか。私も名前は知っていてもこのノートがなぜここまで、見直されているかまでは知りませんでした。そこで、凄く興味を持ちまして、
調べてみると納得以上に尊敬に値するノートでした。
ツバメノートのHPによると重厚感ある表紙デザインは1947年(昭和22年)から全く変わっていないとのこと。今では、ツバメノートの表紙デザインに似たノートが結構巷に出てますね。
創業は昭和11年渡邊初三郎商店として文具の卸販売からスタートしています。
H30,W30のHやWは渡邊初三郎氏のイニシャルです。創業から現在に至るまで創業者の意思を受け継いでいるノートです。(ちなみに30sは30シートの意味)
”ツバメノート”の名前の由来
渡邊初三郎商店で働いていた”燕さん”という営業担当の方がいらして、燕さんは非常にお客様から慕われていました。お客様から”燕さんのノート”ととても慕われたことから、当時の社長がそこまで、お客様に”燕さんのノート”と慕われているのだったら社名を”燕ノート”にしようということで、今に至るわけです。今では、中々考えられないでしょ。社名を営業担当者の名前に変更するなんて。でも、当時の社長はこのことからも凄く社員思いの社長ということが伺えます。私も見習わないと。
<ツバメノートの特徴>
ノートの表紙を開くとどれだけ品質にこだわっているかが伺えますので、抜粋いたしますと
- 国際的に真価を認められているフールス紙
- 自然環境に配慮した紙
- 筆記用に特に研究されているのでペンの運びが滑らかでインクの吸収が適当です。
- 色は自然の白色なので目に大変良い
- ゆっくり吟味して抄いているので書き味が違います。
- 一万年以上永久保存が利く中性紙フールスです。
ツバメノート説明書きより
フールス紙とは書くために作られた非常に質が高い紙です。良いとされている上質紙よりも多く手間がかかっており丁寧に漉いて作られているのがフールス紙であります。そして、ツバメフールス紙はさらにフールス紙を丁寧に漉いたものになります。
<書き味>
さすがに書くために作られた紙だけあって非常にスムーズ。実際他の紙と試しての感想ですが、軽くすーと違和感なく書いている感じです。いかにも書いてるぞって力が入っていない自然な書き味です。
<こだわり>
ほとんどのノートがオフセット印刷といって水と油が反発しあう作用を利用した大量印刷技術を用いた印刷ですが、ツバメノートは罫線(けいせん)にも”罫引き”と呼ばれる印刷ではなく、
実際に水性インクで引かれた罫線なので、水性ボールペンや万年筆ととても相性がいいんです。
通常のノートだと水性ボールペンを使うと罫線上でインクが少し弾いて滲んでしまう場合がありますが、その心配がないです。また、罫引きできる会社が日本には1~2社しかないそうです。
(非常に字が汚くてすいません。これでも綺麗に書いてるつもりです。)
当店に置いている以前紹介させて頂いたエルバンの万年筆で書いてみると軽いんです。
書き味が。しかも滲みません。試しに書いた文字の上を指でこすってみてもインクがしっかり紙に吸収されて滲みませんでした。
<綴じ方>
殆どのノートが今では、糊で綴じられているのが多いのですが、職人さんが、ミシンで一冊一冊糸で綴じているので、糊綴じノートにみられる剥がれることはないです。
<世界に認められた日本最高品質ノート>
コンランショップというデザインショップの名前を聞いた方もいらっしゃるかと思いますが、コンランはエリザベス女王から、騎士 (Knight)の称号を与えられているほど、デザイン分野に置いて
社会的貢献もしている凄い方なのです。そのコンランショップにもツバメノートの品質が認められていて、コンランショップでもツバメノートは売られています。そして、コンラン以前にもアニエス・ベーともコラボレーションしています。現在では、ロンドン、パリ、ミラノ、ニューヨーク等世界中にツバメノートは羽ばたいています。
<当店が扱っているツバメノート>
当店も以前からツバメノートはどうしても導入したいノートでした。先月展示会がありまして、ツバメノートの営業担当さんとのお話で、品質は妥協せず使いやすさを徹底的に追求しているんだというお話で、例えば、俳句用ノートというものがあり、世界最高品質で世界中で一番安い俳句ノートなんですよと教えて頂けました。(当店には今現在は導入していませんが。)
スカイツリーノート(A5) スカイツリーのまわりをツバメが飛んだり止まったり凄く可愛いノートです。
観察ノート(A5)と言いまして見開きで左側に日付、曜日などを書いて観察したことなどを書いて、右側に絵や図などを書き込むことなどします。
小学校の時に観察日記などで、使ったりしました。(ツバメではなかったですけど)
観察ノートの裏表紙です。
今までは、たかがノートと思って過ごしていた学生時代でしたが、されどノートです。全てにおいて、凄すぎます。ノートを通じてメーカーの歴史やこだわりにふれる事が出来て非常に嬉しく思います。当店にはサンプルでノートをご用意していますので、ぜひ、書き味を試してみて下さい。
ツバメノートさんのHPはこちら
今回もありがとうございます。
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