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雑貨屋 大阪ウイシンです。
今回ご紹介するS20(エストウェンティー)は、もっとも書きやすいシャープペンシルとして
常に品薄になっているぐらい大人気です。
文具好きならご存知の方は多いですが、そうでない方にもこのブログを通じてS20を少しでも知っていただけたら
嬉しいです。
このシャーペンは製図用シャーペンのデザインが採用されています。見ての通り本体は木軸で美しいです。
では、いまからS20の世界を見ていきましょう。
製図用シャーペンとは?
そもそも製図用シャーペンとは何?ってところですよね。
名前通りなんですが、ルーツは1954年ドイツのロッドリング社がアメリカに「ラピッドグラフ社」を設立して
ラピッドグラフというシャーペンの製造がはじまりです。
名前通り 素早くグラフを書くペンです。グラフにもいろいろありますが正確にキレイに書けてかつ素早く書ければ
作業効率も上がるのでそういったペンが求められました。
ロッドリングの根底にある「正確な線こそ美しい」という考えも大きく反映されています。
現在はCADにとって代わって製図用シャーペンは需要は低迷していますが、製図用シャーペンがリファインされ
一般用のシャープペンシルとして再び人気が出てきています。
特徴
見た目の大きな特徴として
・ペン先(ガイドパイプ)
・芯硬度窓
この2点です。
ペン先は見ての通り細く長いです。
書いてみると分かりますが文字や線が一般的なシャーペンよりも見やすいです。
こうすることで正確に図面を書くことが出来ます。
製図を書くには線の濃さや太さを変えて製図を誰がみても分かりやすくする必要があります。
必然的に使うシャーペンの本数も増えるわけです。
例えば文字を書く時は読みやすくて見やすいHB、この線を書く時は太く濃いBとこの窓を見ればわかるわけです。
「正確性」が一番大事ですから、芯の硬度を間違えて書くと見た目ちぐはぐな製図が出来てしまい分かりにくくなります。
シャーペンの芯についてより詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。
木材について
S20の本体にはカバ材が使われています。
当店であつかっている木材が使われたペンも含めて簡単に木材の特徴をお伝えします。
左からジェットストリームピュアモルト、フロス輪、S20
木材には大きく針葉樹と広葉樹があります。
簡単にいうと前者は軽くて柔らかいのが特徴、後者は硬くて重くて頑丈が特徴です。
これらのペンに使われているのは後者の広葉樹です。(広葉樹は家具に使われます。)
・オーク材は木目がはっきりしたものが多く様々な家具に使われています。
・ブナ材は木目が控えめで強度、耐久性ともにあり家具からフローリングなどこちらも幅広く使われています。
・カバ材はめちゃくちゃ頑丈で、傷や湿気にも強く屋外用家具や船のデッキにも使用されています。
なのでS20はめちゃくちゃ頑丈で傷がつきにくいシャーペンです。
カラー
それぞれのカラーは着色されています。水に濡れたからといって色が抜けるとかの心配は大丈夫です。
それぞれ好みにはなりますが、木目を楽しみたいならブラウンやマホガニーがはっきり見えて楽しめます。
付属品、他
今回限り特別にケースと説明書も付属して当店に入荷しました。めったにないことです。
また、これらのペンは0.3mmシャーぺんとなっています。
最後に
S20についていろいろ調べてるとペンを落としてペン先が折れたとか力を入れすぎてペン先が折れたという記事を
いくつか見ました。
筆圧が強い私が書いてもペン先がしなるようなことはなかったので、普通に使っていれば問題ないと思いますが、
落下に関しては要注意ですね。
長年S20を使われてた方のyou tube を観たらとても美しい光沢のあるペンに仕上がってました。
そういったところからも経年変化も含めて使うだけでなく見て楽しめるペンとなっています。
Sシリーズは3、5,10,20,30と数字が上がるほどに高級になります。最上級の30はノックが不要な仕様となっています。
この記事を読んで少しでも興味がでたのなら、自分に合ったSシリーズを使ってみてください。
今回も最後までお読み頂きありがとうございます。
パイロットシャーペン一覧はこちら