老舗文具卸専門商社が本気で作ったシャープペンシル

Lift+シャープペン

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雑貨屋 大阪ウイシンです。

今回ご紹介するシャープペンは、当店がお取引させて頂いています「紀寺商事株式会社」さんの

初めてのオリジナルシャープペンです。かなり気合を入れて作られたとの事です。

まずは紀寺商事株式会社を簡単に説明します。

紀寺商事は大正元年に創業した100年以上続く文具、雑貨卸売り専門商社です。

コラボ文具や別注文具を多く手掛けています。

代表例でいうとペンテルのゴールドケリー復刻版やスマッシュの別注カラーなど他にもさまざまな

アイテムがあります。

100年の培った経験と知見を活かして作ったシャープペンは果たしてどういったものでしょうか。

最初はLift+をざっくりご紹介してから、同じ製図用シャープペンの流れをくむロッドリング600と比較して

Lift+をして頂こうと思います。

Lift+のご紹介

安定したシャープペンシルとして見直されている製図用シャープペンをベースにしています。

ペン先が細くて筆記時に文字が見やすく、定規をあててキレイに線が引けたり

ペン先の金属パイプが芯折れを防ぐなどメリットが多いので文具メーカー

各社から製図用タイプのペンが多く出されています。そういったこともあり

紀寺さんも製図用シャープペンをベースにしているのは納得です。

 特にパーツで力を入れているのはグリップです。

このシャープペンのキモといっても過言ではないです。

本体はアルミ製ですが、グリップ部分だけは真鍮製で重みを持たして低重心にしています。

そしてペン先は4mmの長さのパイプガードで筆記時の文字が見やすく低重心との相乗効果で

ブレにくく安定した書きやすさになっています。

 10mmの厚みがある6角軸は指にしっくりくる太さと持ちやすさで筆記時の疲労を軽減します。

製図用シャープペンによくある芯硬度窓ももちろんあります。

今使っている芯の硬度が一目でわかります。

硬度表示を変更するにはヘッドを引き抜いてから回さないといけないのは、ちょっと

面倒に思うところです。

胸ポケットやジャケットの内ポケットに引っ掛けて持ち歩くことが多いならば

クリップが大きく開くのはポケットに引っ掛けやすく便利です。

個人的な感想ですが、完成度が高いシャープペンだと思います。

くせもなく万人におススメできるシャープペンです。

ロッドリング600との比較

ロッドリングのペンについては過去にブログで書いているのでそちらも参考にしてもらえれば

嬉しいです。

こうしてみるとロッドリング600が少しスリムで小ぶりです。

重さに関しては5gもLift+の方が重く低重心にこだわっているのがわかります。

ロッドリングは硬度表示を変更するのは楽です。引き抜くことなく回すだけです。

クリップはロッドリングは硬くてあまり開きません。人によっては使いづらいと感じる部分かもしれません。

分解してわかったのですが、ロッドリングは分解できるパーツが少ないです。

パーツが多いとどうしても剛性感が低くなってしまいます。

ロッドリングはペン全体で剛性感を高めて筆記のブレにくさを実現しているのに対し

Lift+は剛性感の低さをグリップを真鍮製にして重みを出すことでカバーして

筆記のブレにくさを実現しているようです。

ロッドリングのグリップは円筒ではありますが、ローレット(凸凹)加工で

持ちやすさと滑りにくさを担保しています。

指に対するフィット感はLift+が良いと感じます。

ペン先は円筒形か三角錐かの違いです。文字の見やすさは円筒形のロッドリングですが

ここは微々たる違いで筆記の見やすさでいえばどちらも大差ないです。

感想

製図用シャープペンシルとしての完成度の高さはやっぱりロッドリングだと思います。

しかしながら、一般的なシャープペンとして見た場合どちらも高い次元で満足できる一本だと思います。

ぜひ、LIft+を見かけたら試してみてください。

今回は以上となります。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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